原種シクラメンコウムの特徴と育て方

　原種シクラメンコウム（cyclamen coum）は、トルコやイランなど、黒海沿岸地域の標高1000ｍから1500ｍの山地に自生する球根性の原種シクラメンで、開花時期は1月から春先の４月頃、白、あるいは淡い紫色（ピンク）の花を咲かせます。

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　原種シクラメンコウムは、山野草ならではの繊細で可憐な姿に加え、他の原種シクラメンに比べて丸みを帯びた葉に特徴があります。また、原種シクラメンコウムは、個体によって葉の模様の現われ方が様々で、それもまた魅力のひとつとなっています。

原種シクラメンコウムの育て方のポイント

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　原種シクラメンコウムは、標高1000mを越える山地に自生しているということもあって、耐寒性があり、冬でも戸外で育てることができます。ただし、夏の高温や直射日光に弱いので、戸外で育てる場合は、直射日光を避けられる木陰や風通しの良い場所を選んでおいたほうがいいでしょう。

　植付け用の用土は、基本的には山野草の栽培用に配合された専用土、もしくは水はけの良い土を選んで植え付けます。

　原種シクラメンはコウムは、植え替えを嫌うので、鉢植えで育てる場合は、はじめからある程度の大きさの鉢を選んで、できるだけ植え替えせずに育てたほうが安心です。

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